malletKATで演奏中に音を切り替える方法にハングモードを紹介しましたが、ハングモードと異なり、フットスイッチを操作せずに音色を切り替える方法があります。 ただ、勝手に切り替わることは無いので、切り替わる条件があります。 そしてその条件ごとにモードが設定されています。それがレイヤーモードの ・VelS:ヴェロシティシフトモード ・Alt:オルタネートモード ・Mel:メロディ・コードモード1~3 になります。今回はこの3種のモードについて解説したいと思います。 なお、文中に登場する「コントローラ」については、こちらをご覧下さい。 VelS:ヴェロシティシフトモード ヴェロシティシフトモードとは、鍵盤を叩く強さによって、コントローラ1とコントローラ2の音を切り替えるモードです。 また、どの強さで切り替わるかも設定する事が出来ます。 例えばコントローラ1にヘッドがソフトのマレットによる音色、コントローラ2にヘッドがハードのマレットによる音色を設定すれば、小さい音は柔らかな音色に、大きい音ははっきりとした音色で演奏することが出来ます。 もちろん、別の楽器の音色を設定し、強弱で切り替えることも出来ます。 Alt:オルタネートモード オルタネートモードとは、奇数打目にコントローラ1の音を、偶数打目にコントローラ2の音を鳴らすモードになります。つまり、2つの音が交互に鳴る形になります。 例えば、同じ音色を異なるオクターブで設定し、同じ鍵盤を叩き続けると、2音によるトレモロを再現できます。 ・Mel:メロディ・コードモード1~3 メロディ・コードモードとは、単音(メロディ)を演奏した時と、同時に複数音(コード)を演奏した時に異なる音を鳴らすモードになります。その際の動作のパターンにより、1から3までの種類があります。 メロディ・コードモード1 基本的にコントローラ1の音が演奏されます。コードが演奏されると、最初に叩かれた音のみが両方のコントローラで演奏されます。その後、コントローラ1のみの演奏に戻ります。 メロディ・コードモード2 基本的にコントローラ1の音が演奏されます。コードが演奏されると、全ての音が両方のコントローラで演奏されます。その後、コントローラ1のみの演奏に戻ります。 メロディ・コードモード2 コードが演奏されると、全ての音が両方のコントローラで演奏されます。その後、コントローラ2のみの演奏に切り替わります。 いかがでしたか?
ハングモードに比べると癖の強いモードが多いですが、使いこなせると表現の幅が広がります。 質問・感想等コメントお待ちしております。
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